窓の力学 2004 8 24
「窓」というものは、図で説明すると、わかりやすいでしょう。
下の図Aを見てください。
日足aと日足bの間には、空間が開いているでしょう。
この空間を、「窓」と呼びます。
窓には、ある種の力学が働きます。
「空けた窓は埋められる」という法則です。
下の図Bを見てください。
日足cで、空けた窓を埋める形となっているはずです。
一般的には、窓を埋めてから上昇すると言われます。
しかし、相場全体が強かったり、銘柄の上昇力が強かったりすると、
窓を埋めないで、上昇します。
下の図Cが、その例です(下へスクロールしてください)。
この場合は、窓が、株価の支持ゾーンとなって、株価の下値を支えてくれるのです。
このように、窓には、いろいろな力学が働きますので、
相場を、よく理解しておく必要があるのです。
今は、相場全体が、上げ相場なのか、下げ相場なのか。
この銘柄には、勢いがあるのか、ないのか。